Up to date:診療看護師 Nurse Practitioner

診療看護師いわゆるナースプラクティショナーに関する情報をまとめます。Twitter→https://twitter.com/DShirono※記事には間違いがある可能性あります。悪しからず、、、

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国際医療福祉大学 医療福祉学研究科 特定行為看護師養成分野:診療看護師養成大学院紹介

今回はNPを養成している国際医療福祉大学院ついて説明する。現在は特定行為看護師養成分野だが、以前はナースプラクティショナー養成コースだったようだ。
※ここでは管理人の独断と偏見、古い情報や間違いがあるかもしれないため、本気で受験を考えている人は大学院に事前に問い合わせして詳しく調査する事を強く推奨する。

学校概要

医療福祉専門職の養成とその地位向上をめざし、「日本初の医療福祉を専門とする総合大学」として、1995年(平成7年)に設立された。本部のある栃木県を始め、東京都、静岡県に合計4つの病院がある。2020年には千葉県成田市に600床規模の国際的な附属病院の開設が予定されている。
卒業生(国家試験合格者)は社会福祉協議会医療機関社会福祉施設などの社会福祉・医療分野や、行政や企業等の分野に就職している。
福岡県にもキャンパスがあるが、これはもともと今の大川市にあった眼科の医院が元になって総合病院(医療法人社団高邦会)となり、同法人が大学設置の母体となったことによる[1]。このため、この大学と福岡にある高木学園(この大学同様、高邦会が母体)、複数の医療・社会福祉法人などとともに「国際医療福祉大学・高邦会グループ」を構成する。
千葉県成田市は「医科系大学及び成田国際空港を核とした医療産業集積構想」を策定しており、国家戦略特区構想による医療学園都市構想を提案している[2]。この構想の一部として、医学部の設置を検討している(学内に「国際医療福祉大学医学部設置準備委員会」を設立している)[3]。これは近年の医師不足を背景に、日本の私立大学の医学部で最も低い授業料をめざしたものである。成田キャンパスは成田看護学部・成田保健医療学部の2学部で京成本線公津の杜駅前に2016年4月開校、さらに2017年4月には医学部が新設された。
上記がWikipediaの説明である。
大学院は東京赤坂キャンパスで開講する様である。医学部新設など、ここの大学自体の勢いもかなりあり、また周麻酔看護師(PAN)も養成しているのも個人的には魅力的に感じる。またここは2年目は休職が必要だが、働きながら通えるのも魅力だと感じる。

受験スケジュール

資料1

出願資格
通算5年以上の臨床経験を持つ看護師。(ただし就学にあたり職場との調整ができ、2年次の臨床実習中は休職することが前提となる。なお専門学校卒の方も出願可能)
選考方法:上記の条件を満たす者に対して書類審査、筆記試験、小論文および面接試験(ただし応募前に分野担当教員と事前面談が必要)

定員
20名
プライマリ領域とクリティカル領域どちらも学べるのが強み。
(NP試験はプライマリかクリティカルどちらかを選択するようである)

試験

2017年は10月28日に試験

時間
1時限目 13:00~14:00(60分)小論文試験: 1200字以内、分野に関する専門的なテーマから出題する。
2時限目 14:10~15:10(60分)専門科目試験:分野に関する専門科目試験。
3時限目 15:30~        個人面接

ここは専門科目試験に加え小論文もあるため、論理的に自分の主張を記述出来るトレーニングも必要と思われる。

学費

2年間で2,500,000
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奨学金

奨学金
さまざまな奨学金制度がありますが、奨学金を必要とする大学院生の多くが、日本学生支援機構奨学金を利用しています。その他、自治体や財団の奨学金もありますが、採用にあたり学内選考を行うほか、奨学金を拠出する自治体、財団での選考があります。また各奨学金によって採用条件も異なり、募集が行われないこともあります。
原則、入学後に申請・審査・決定となるため入学前には貸与できません。入学手続時に必要な学生納付金に充当することはできませんので注意してください。
合格者には、合格通知書とともに「奨学金について」の案内文書をお送りしますので、その文書を確認の上、利用希望者は各自お申し込みください。奨学金の利用をご検討される方は、出願時にお問い合わせいただいても結構です。
と募集要項に記載あり。募集要項を見る限りでは一般的な返済型の奨学金しか見当たらない、しかし問い合わせれば給付型奨学金もあるかもしれない。

教育内容

資料2 資料3

看護学の臨床を基礎に、問診や身体診察などフィジカルアセスメントにより病態生理を考えた臨床推論を行い、研修医レベルの疾患管理が可能となるよう臨床医学の知識を学びます。さらに医学教育用高機能シミュレーションモデルやエコー機器などを積極的に取り入れた演習や、模擬患者様に対してのOSCE(客観的臨床能力試験)によって技能の確認を行っていきます。
必要な検査や投薬内容の検討ができるようになったのちには、別表の実習協力病院で医師・看護師をはじめとする関連スタッフと連携した臨床実習を行います。また全21区分38行為の特定行為の習得のみならず、専門性に偏らない高度な臨床知識・技能を持つ人材に育成するため、実習で経験した症例を中心に修士学位論文をまとめます。なお本分野は社会人入学制度を採用し、臨床実習期間以外は主に木曜、金曜、土曜に開講しているため、週前半は職場で勤務をすることが可能です。

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働きながら就学するためには職場における勤務調整ができ、2年次の臨床実習の期間中は休職することが前提となる。また、国際医療福祉大学関連病院および本学が厚生労働省に申請した協力病院で実習を行うことが入学の条件となるが、現勤務先等で実習を希望する場合は、事前相談時に、分野担当指導教員と入学後の状況についてよく話し合うこと。ここは実習先を自分で決める事が出来る。つまり自分の職場で実習する事も可能。これについては賛否ある所だけれど選択枝の幅は広い方が良いのかなと管理人は思う。

卒業要件

資料4

30単位以上修得し、必要な研究指導を受け、特定の課題についての研究の成果の審査及び最終試験に合格しなければならない。
※NP認定資格試験をめざす者は、さらに12科目31単位を履修する。
つまりNPになるには約60単位は履修する必要があるようだ。
働きながら通うとなると金銭的には楽だが、かなりハードな様子であり、留年した人の噂も聞く。質の維持という面でも手を抜かず大事にしている印象。また研究論文に関しては症例検討がメインらしく一般的な看護系の論文は書かない様子。しっかり研究したい人にはデメリットになるかもしれないが、働きながら通うため研究活動は削らないといけないのだろう。またこの傾向は全日制じゃない診療看護師養成大学院に見られる。研究に関する教育もしっかりあるが、一本しっかり論文を書き上げたい人はやはり全日制が良いのかなと個人的には考える。その分、現場に出てから補えばいい分野でもあるので個人の考え方次第だとは思う。しかし教育レベルは高いのでおすすめする。学費が高いのが難点だと考える。

東京医療保健大学 看護学研究科 高度実践看護コース:診療看護師の養成大学院紹介

今回は診療看護師を養成している大学院:東京医療保健大学 看護学研究科 高度実践看護コースについて紹介したいと思う。※受験情報は去年のためホームページで要確認。

学校概要

東京医療保健大学(とうきょういりょうほけんだいがく、英語: Tokyo Health Care University)は、〒141-8648 東京都品川区東五反田4-1-17に本部を置く日本の私立大学である。2005年に設置された。大学の略称は「THCU(ティーエイチシーユー)」この他に東京医保大、医保大などとも呼ばれている。
東京医療保健大学は、4学部6学科、1専攻科及び大学院修士課程・博士課程を有する医療系大学。7ヵ所の恵まれたキャンパスと施設の中、最先端の医療を学びますとある。

大分県立看護科学大学に続き2番目に診療看護師養成をはじめた学校である。国立病院機構とのつながりも強い様に思う。看護連盟の会長や元看護協会会長も教授として在籍されていたようで看護の業界において、なかなか特殊な学校であるように感じる。

所在地: 東京都品川区東五反田4丁目1−17

受験スケジュール

資料1
10月~11月くらい。募集定員が足りないと1月~2月位に再募集があるらしい。

出願資格
5年以上医療機関における看護師として看護業務の実務経験を有する者
個別の入学資格審査により,大学を卒業した者と 同等以上の学力があると認めた者(専門卒可)

定員
20名 (全日制)
恐らくクリティカル領域の診療看護師養成系大学院では最大規模の募集定員。そのため卒業生も多く、多くの先輩方が活躍している情報も入ってくる。管理人の知り合いのNPもここ出身。

試験会場
東京医療保健大学 国立病院機構キャンパス
東京都目黒区東が丘2-5-1

試験

〔高度実践看護コース・高度実践助産コース〕
(1) 筆記試験
総合問題 看護学に関する総合的な基礎知識を問います。(120分)
必修問題 2 問、選択問題 3 問から 1 問選択
(2) 面接試験 1 人 15 分程度

※私はここのオープンキャンパス行ったことあるのだが、過去問が見れた。(現在は不明)

学費

1年次 1,584,500 円
2年次 1,204,500 円
合計2789000円
大体280万位だろうか。学費は他の大学院に比べると一番高いかもしれない(ここがかなりネック)しかし、この東京医療保健大学教育訓練給付金・支援金制度を取り入れており今は他の大学院と変わらないか、むしろ安い。しかし東京の一等地であるため家賃代は高い印象あり。都内在住の引っ越さなくて良さそうな人にはお勧めできる。

奨学金

日本学生支援機構による奨学金制度・・・一般的な奨学金

・東京都看護師等修学資金(貸付金)による奨学金制度
 第一種(無利子貸与・返還金免除規定あり):貸与額 月額 83,000 円
 第二種(無利子貸与) :貸与額 月額 25,000 円、50,000 円 
 就職を東京都にすれば借りれる奨学金。これも都内の人に有利な制度

教育訓練給付

教育訓練給付制度 |厚生労働省)(資料2
1.教育訓練施設に支払った教育訓練経費の50%に相当する額となります。ただし、その額が1年間で40万円を超える場合の支給額は40万円(訓練期間は最大で3年間となるため、最大で120万円が上限)とし、4千円を超えない場合は支給されません。
2.また、専門実践教育訓練の修了後1年以内に、目標として設定した資格を取得等し、雇用保険の被保険者となる就職をした場合または就職をしている場合は、教育訓練経費の70%(年間上限56万円)で専門実践教育訓練給付金を再計算し、既支給分の差額を支給します。 ただし、その70%に相当する額が、4千円を超えない場合は支給されません。

2年間で112万円もらえる可能性がある(資料2
※支給要件は離職した人は殆どもらえると思うがハローワークに必ず確認する事をお勧めする。

また、45歳未満の離職者のうち一定の要件を満たす方が対象となる「教育訓練支援給付金」の支給額は、基本手当日額に相当する額の80%が月額支給される。
この基本手当日額というのは所謂雇用保険の手当額で大体離職前の給与の5割~7割が支給される(大体自己都合退職だと約3か月間支給)その後、その雇用保険の基本手当日額の最大8割と言われている(元々の離職前の基本給の3~5割くらい)が卒業まで支給される。この制度他の大学院には無いのでかなり助かるのではないかと思う。詳しくはハローワークに確認する事である。雇用手当日額の計算サイト。そして雇用保険失・業保険についてのサイト→基本手当とは わかりやすい雇用保険・失業保険

私もこの当たりは複雑で一時期勘違いしており、今も間違えている可能性があるので必ずハローワークに確認する事をお勧めします。
しかし、簡単に言うと最大2年で112万給付され、失業手当を受け取った後、離職前の月額基本給の3割~5割くらいを毎月貰える制度である。(一般的な看護師の給料の場合。月給が多かった人は更に減る可能性あり)
そして他の診療看護師養成大学院ではこの制度は取り入れられていない。藤田にはその動きはありそうだが、、、。


こう見ていくと学費は高く見えるかもしれないが、かなりお得ではないだろうか。しかも、資料2からも分かるように平成30年度から支給額が増量されているのである。私がこの制度を理解していたら、ここに通ったかもしれない、、、。

教育内容

資料3)(資料4)(資料5
医療における「看護」の役割をしっかり理解した上で、救急医療を含むクリティカル領域で医師等と連携・協働して、自律的に医療を提供できる能力育成のためのカリキュラム構成となっている。具体的には、「人体構造機能論」「臨床薬理学特論」等で医学的な基礎知識を再確認した上で、「診察・診断学特論」「臨床推論」等で診断か
ら患者の状況を理解し、的確に診断できる技術を習得する。
また、「治療のためのNP実践演習」「統合演習」等でクリティカル領域での治療法を実践的にシミュレーションし、最終的には「統合実習」の17週の実習を通して、高度実践看護師として状況に応じた診療を実践できる力を身につけられるよう構築されたカリキュラムである。

ここはNP協議会の会長が教授として指導に当たられている所である。また、元看護協会会長いたりと特殊な学校ではある。また国立病院機構本部の隣の施設であり、東京医療センターとも連携しいてる様である。そのため国立病院機構から推薦を受けて入学する者も多いようである。
国立病院機構の場合は研究休職として入学でき基本給の7割を受け取れる様である。診療看護師 | 国立病院機構浜田医療センター
国立病院機構の職員になり診療看護師を目指すのも一つの効果的な方法だと思う。

卒業要件

2年以上在学し、所定の科目について58単位以上(必修54単位、選択4単位)を修得するとともに、必要な研究指導を受け、かつ、特定の課題についての研究の成果の審査及び最終試験に合格すること。(ここも研究がある)

過去研究 
記載なし

活躍

JNP、日本の医療の欠点を補う - 東京医療センター松本・菊野両氏に聞く◆Vol.1
所属は看護部ではなく各診療科
https://www.m3.com/news/iryoishin/282902

JNPの研修、初期研修医と同等 - 東京医療センター松本・菊野両氏に聞く◆Vol.2
「ある時は医師、ある時は看護師」
https://www.m3.com/news/iryoishin/283225

特定行為の議論、あまり意味なく - 東京医療センター松本・菊野両氏に聞く◆Vol.3
https://www.m3.com/news/iryoishin/283552

JNPは「ミッドプロバイダー」 - 東京医療センター松本・菊野両氏に聞く◆Vol.4
日本での特有のウリが必要
https://www.m3.com/news/iryoishin/283553

研修医とJNP、いいライバル関係に - 東京医療センター松本・菊野両氏に聞く◆Vol.5
https://www.m3.com/news/iryoishin/283554

医師や組織に好影響与えるJNP - 東京医療センター松本・菊野両氏に聞く◆Vol.6
「反対なら採用しなければいい」
https://www.m3.com/news/iryoishin/283555

診療看護師の就労環境等の実態調査 —診療看護師の所属部署に着目して—
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjnhs/15/1/15_7/_pdf

特定看護師とは―未来の日本の在宅医療・チーム医療を担うキーパーソン | メディカルノート

(24年度) 診療看護師業務説明会 国立病院機構https://www.hosp.go.jp/photo/ph1-0_000002.html

〈座談会〉診療看護師(NP)の新たな発展をめざして─活動の成果とこれからのビジョン
http://medicalfinder.jp/doi/abs/10.11477/mf.1681201161

看護師の役割拡大は患者の「安心」「安全」のため - 東京医療保健大学大学院看護学研究科長・草間朋子氏に聞く◆Vol.1|医療維新 - m3.comの医療コラム

愛知医科大学院 臨床実践看護学領域<診療看護師コース>:診療看護師養成大学院紹介

NP養成大学院の一つである愛知医科大学院 臨床実践看護学領域<診療看護師コース>について説明したいと思う。

学校概要

1972年に医学部の単科大学として開学。1980年に医学研究科、2000年に看護学部、04年に看護学研究科を開設し、2学部・2研究科体制の医科大学となった。キャンパスがあるのは、住みよい街として人気の長久手市の高台。実習の主な場となる隣接の大学病院は高度先進医療を行う特定機能病院で、高度救命救急センターや、愛知県で唯一のドクターヘリも有する。2014年5月には、より高度な機能を備えた新病院も完成した。
立地も良いイメージ。愛知県は藤田と愛知医科大と同じ県に二つNPコースがある。どちらもクリティカル領域で全日制、愛知近隣の人は恵まれた環境にあるように思う。

所在地:
愛知県長久手市岩作雁又1番地1

受験スケジュール

資料1

出願資格
5年以上医療機関における看護師として看護業務の実務経験を有する者
個別の入学資格審査により,大学を卒業した者と 同等以上の学力があると認めた者(専門卒可)

定員

3名~6名 
ここは少数精鋭というイメージ

試験会場
愛知医科大学看護学部棟内講義室

試験

平成30年9月5日(水)
9:00~10:30 小論文
10:45~12:15 専門科目(関連領域の病態生理学)
13:15~12:15 面接

学費

1年次 1,100,000
2年次 900,000
全体で200万は掛かる

奨学金
⑴ 愛知医科大学看護学部教育ローン制度。
日本学生支援機構から奨学金を受けることができます

教育内容

資料2

高度実践看護師(診療看護師)コースは,主として昼間開講(全日制)
厚生労働省特定行為指定研修機関として特定行為38行為21区分の研修を行っています。
看護理論,看護倫理,看護研究方法論をはじめとした看護系科目では,診療看護師の実践を探求する基礎的能力を修得します。チーム医療特論などの共通科目では,チーム医療・多職種協働を実践できる知識と思考を修得します。専門科目の病態生理学特論,臨床薬理学特論,疾病特論,臨床推論,フィジカルアセスメント演習,呼吸器・循環器治療のための実践演習などでは,診療看護師に求められる知識と技術を修得します。
看護系科目による看護学の学びとともに,医学に関する学びは,医学部講義を一部受講し医学部生と学びを深める,各専門領域の医師による講義・演習,大学病院での演習・実習,特定行為に関する局所解剖演習を行うなど,医学部・大学病院を併設するメリットを生かした教育を行っています。また,多くの診療看護師が非常勤講師となり,診療看護師の視点から必要な実践的内容を教育しています。総合学術情報センター,シミュレーションセンターなど充実した教育環境は,診療看護師に必要な学びを支援してくれます。

ここは救急看護学会の代表理事も指導陣として入っている事もポイント。救急領域に関して良質な教育を受けれそうな印象。
代表理事挨拶|本学会について|日本救急看護学会


年間スケジュール
http://www.aichi-med-u.ac.jp/su09/su0907/su090702/__icsFiles/artimage/2017/05/19/cu090702/schedule_1.png

取得単位は66単位前後の様である(資料3

医学部付属を活かした教育内容を展開している。一部は医学生と同じ講義を受けるというのも良い刺激になると思う。

卒業要件

本研究科に2年以上在学し,所定の科目を修得するとともに,特定の課題
について研究を行い,論文審査及び最終試験に合格しなければならない。
つまり研究論文あり。


過去研究 
先天性心疾患患児への術後看護に関する文献研究
特定行為に係る看護師に関する文献研究
集中治療中に終末期を迎えた患者の家族ニードに関する文献研究
わが国の手術室における医療安全に関する文献研究
チーム医療における医療者間のコミュニケーションに関する文献研究
わが国の救急外来におけるトリアージに関する文献研究
集中治療におけるせん妄に関する文献研究
看護を基盤とした診療看護師による全人的アプローチの探索

活躍

愛知医科大学病院における周術期診療看護師の現状と問題点

スペシャリスト看護師紹介/診療看護師―愛知医科大学病院看護部

就職
愛知医科大学病院 看護部・麻酔科
独立行政法人地域医療機能推進機構 中京病院 看護部・心臓外科
名鉄病院 看護部・麻酔科
社会医療法人大雄会 総合大雄会病院 看護部(救急外来)

藤田衛生保健大学 大学院修士課程 保健学研究科 看護学領域 急性期・周術期分野:診療看護師養成の大学院紹介

今回は診療看護師(以下NP)を養成している。藤田衛生保健大学院 大学院修士課程 保健学研究科 看護学領域  急性期・周術期分野についてまとめていく。※試験の情報は去年の物です。今年の物は定期的にホームページでチェックをおすすめします。

学校の概要

創立時には、名古屋保健衛生大学という大学名だったが、設立者である藤田啓介・藤田学園総長(1925年3月21日-1995年6月11日、名古屋帝国大学医学部卒、元岩手医科大学助教授・元愛知学院大学歯学部教授)の名前および学園名に因んで命名された。当初は、名古屋保健衛生大学の名称で、のち藤田学園保健衛生大学、藤田保健衛生大学と改称、2018年10月、大学創立50周年を機に、「保健衛生」よりも、より医療の臨床場面をイメージし易いようにと、藤田医科大学に改称の予定との事。
学費は割と安い。立地もそこそこ良いイメージ。
藤田はホームページで大学院の募集要項や学生便覧を探すのが少し苦労するかも。(他の大学も似たような感じだけれど)
 
所在地
所在地: 〒470-1192 愛知県豊明市沓掛町田楽ケ窪1−98

受験情報スケジュール

資料1

平成29年によると
〈第一次募集〉平成29年9月4日(月)
〈第二次募集〉平成30年2月19日(月)
と藤田は2回試験を行う

出願資格
看護師免許を有し、大卒か大学を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者(専門学校卒でも可)。入学時で5年以上の実務経験を有すること。

定員 ~15名 (資料2

試 験 会 場:藤田保健衛生大学医療科学部 生涯教育研修センター2号館
試験時間 9:45〜10:45 
入試科目
英語 (辞書持ち込み可、ただし電子辞書は不可)      
11 15〜12:45 
専門科目(社会人特別選抜は小論文含む)
13:45〜15:15

面接試験

藤田の試験で特徴的なのは英語の試験が単独で課せられる所である。大学院生としてまた診療看護師として英語は必須スキルなのである意味当然ではある。また合格点に達していない場合は容赦なく試験に落ちるため十分に対策する必要がある。

学費

資料3

2年で約165万円(その他にも出費が重なる可能性あり)
気になる学費であるが他の私立系大学院より安めな印象である。
入学金 150000円
授業料 (年)750000円
1年次  900000円
2年次  750000円

奨学金
日本学生機構・・・一般的な奨学金制度
学校法人藤田学園奨学金貸与制度
1年間 月額6万円 返済義務あり 利息無し
その他の奨学金もあるようである。

教育内容

教育に関してはホームページより急性期・周術期分野は藤田診療看護師(FNP)を目指す看護師を育成します。
診療看護師は、高度な医学的知識と、特定行為の修得により、患者ニーズにタイムリーに対応できる医療の提供と、チーム医療の要となることができ、自律して活躍できるという魅力があります。

急性期・周術期分野はH27年10月1日から施行された「特定行為に係る看護師の研修制度」研修機関として厚生労働大臣から指定されました。研修制度の教育基準に適合するカリキュラムは医師が教育を行います。それにより、フィジカルアセスメント、病態生理学、臨床薬理学、特定行為実践等を体系的に修得できるようになっています。

1年次は講義と演習を行い、筆記試験やOSCEで、知識と判断力・技術力・マナーなど実際の臨床現場で必要とされる臨床技能の習得を適正に評価します。

2年次の臨床実習は、内科、外科、救急、集中治療室、手術室に加え、選択で在宅訪問診療も学ぶことができます。これらあらゆる分野の臨床実習は臨床指導医とFNPが指導・評価を行います。また、本学の特徴として、隣接する大学病院ですべての実習を行います。

社会人による入学者を対象に、従来までの第1~5限の他に、第6限(18:00~19:30)、第7限(19:40~21:10)に授業をおこなうとともに、必要により土曜日、夏季休業期間の集中授業を設定することで便宜を図っているとの事。

急性期・周術期分野を修了すると、修士の学位と同時に「特定行為に係る看護師の研修制度」に定められた全21特定行為区分、38特定行為の研修終了証が授与されます。

在宅領域も選択出来るのがポイント。

卒業要件
急性期・周術期分野は、共通科目及びその他の分野の特論から8単位以上、専攻した分野から49単
位、合計57単位以上を修得すること。
課題研究論文を提出し、論文審査及び最終試験に合格すること。

研究もしっかりするようである。(論文レビューや症例のケースレポートのNP大学院もある)

過去の研究

(藤田保健衛生大学ホームページより

・超音波ガイド下末梢神経ブロックを活用した腹部術後疼痛管理の有用性―診療看護師の役割―
・経カテーテル的大動脈弁植え込み術(TAVI)の合併症と診療看護師の役割
・中心静脈カテーテル挿入に伴う合併症-診療看護師の役割-
・手術部位感染における局所陰圧閉鎖療法-診療看護師の役割-
・挿管困難患者に対するGum-Elastic Bougie の有用性
・膵切除後の新しい膵機能検査-13C呼気試験-
・肺切除術後における胸腔ドレーン管理
・骨髄輸液の有効性
・開心術後急性腎障害の要因に関する検討
・膵頭十二指腸切除後の合併症に対する検討
・Marfan症候群の診断と治療-大動脈病変を中心に-
・弓部大動脈瘤ステントグラフト治療up-to-date
・大動脈弓部置換術における脳保護法
・我が国における植込型補助人工心臓の現状
・経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)の有用性と展望-文献的考察-
・僧帽弁手術におけるMICS(低侵襲心臓手術)の有用性
・挿管困難に対するAirwayscope®の有用性
脳梗塞急性期治療-rt-PAの適応について-
・慢性血栓塞栓性肺高血圧における肺動脈血栓内膜摘除術後、経皮的心肺補助装置留置期間の調査・検討
指導する教員も循環器領域に造詣の深く循環器関連の研究が多い印象がある。循環器系のNPを考えている人にはかなり魅力かなと思う。

書籍:NP認定試験対策問題集②

前回はCBTについて説明をした。
書籍:NP認定試験対策問題集 - Up to date:診療看護師 Nurse Practitioner

今回は医師国家試験対策の問題集を紹介したいと思う。
先輩からの話を聞くとNP認定試験ではCBT+医師国家試験(QBなど)を併用して勉強している人が多いようである。マイナー科なども一通り問題を解き対策をした方が良い。また、試験の傾向は徐々に変わってきており、診療看護師の状況を想定した問題もいくつか出題されているため、問題をただ覚えるだけでなく理解し応用する力も必要となってくる。


そしてお勧めというか私が今取り組んでいるのは以下の書籍になる。
エスチョン・バンク

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2019 vol.1

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2019 vol.1

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2019 vol.2

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2019 vol.2

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2019 vol.3

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2019 vol.3

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2019 vol.4

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2019 vol.4

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2019 vol.5

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2019 vol.5



定番の参考書である。医学生の医師国家試験対策サイトなど見ていると、2~3周以上は最低している+(オンラインや予備校)ようである。そこまで時間とお金の都合上出来無さそうであるため、QBの参考書を最低2周はしたいと考えている。
しかし、このQBは看護師国家試験とは比べ物にならない位に量が多い。そのためマイナーな所は除外したい気もするが、先輩によるとマイナー疾患も出る可能性あるし、疾患はそれぞれ別な診療科と重複・関連していたりするので、理解を深める為にもやった方が良いらしい。
ここの判断は各自に委ねられるが、4月から始めれば間に合うとは思う。なおCBTだけで乗り切ったという強者もいるらしいが、NP認定試験は実質落ちてもデメリットは無い(特定行為が出来なくなるわけでは無いし、NPとして働ける様である)ので臨床に戻った時に自分がどれくらいの知識が必要かを一番に考えるべきである。実際、循環器や脳血管障害系のCBTの問題はICUやSCU系で勤務している看護師にはそんなに難しくない。
研修医程度の知識を身に着ける事が目標であれば当然最低でも一回以上は全てやるべきだと私は考える。
また、CBTのページでも述べたが最新の参考書を解く必要は無いと思う。2~5年前位の参考書をしっかり理解しながら、繰り返して解く事が大切だと考える。
また上記に比べて以下の問題集も併せて解いていきたい。

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2018 vol.6: 公衆衛生

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2018 vol.6: 公衆衛生

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2018 vol.7: 必修問題

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2018 vol.7: 必修問題

公衆衛生と医師国家試験必修問題である。感度や特異度、尤度比やオッズ、リスク比当たりは、かなりの頻度で出るらしいので必須だろう。必修問題もCBTと内容が似ていると感じるが、当然重要な事項が網羅されているのでNP試験にも頻回に出現すると思われる。最低でもこれはやっといた方が良いと考える。

また、医師国家試験過去問解説

第112回 医師国家試験問題解説

第112回 医師国家試験問題解説

これも結構人気があるようで(私は持っていないけれど)やってみても良いかもしれない。


以上が試験対策に使用する参考書である。
管理人の主観と偏見なので参考程度にしてもらえればと思う。後は自分の目でしっかり確かめて試験対策を練っていくことを強く推奨します。

看護師の特定行為が平成30年診療報酬改定で追加。

平成30年3月30日の厚生労働省の通知にて特定行為研修を修了した看護師がいくつかの項目で追加された。(資料1

この資料は厚生労働省保険局医療課から通知されたもので診療報酬改定の具体的な注意点、留意事項をまとめたものである。


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特定集中治療室管理料1.2についてこの通知が出るまでは認定看護師(CNS)と専門看護師(CN)は入るだろうと言われていたが、特定行為研修修了者も入るようである。
平成27年に特定行為研修が制度され平成30年の診療報酬に載った事はかなり展開が速いと考える。これも厚生労働省の政策と看護協会側の意向が合致したからだと思われる。
これを受けて特定集中治療室管理料1.2を持つ施設はCNかCNSか特定看護師を配置しなくてはいけなくなり、CN、CNSもだが特定看護師の需要も増えるだろう。

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次に糖尿病合併症管理料、糖尿病透析予防指導管理料、在宅患者訪問褥瘡管理指導料の3項目にも特定行為研修修了の看護師が追加されている。
在宅・慢性期領域の特定看護師やNPには少なからず影響を与えると思われる。

特定看護師の需要は間違いなく上がるだろう。
また、診療看護師は自身の存在価値をエビデンスと言う所で積み重ねる必要があると考える。上記の診療報酬の追加事項は、あくまで特定看護師を対象にした措置であるからだ。
今後も診療報酬改定ごとに特定行為は追加されるかもしれないし、特定行為研修自体も数年毎には見直される。
今後も動向を追っていきたい。

NP関連論文:救急NPとジュニアドクター軽いけがのケア ランダム化試験: Care of minor injuries by emergency nurse practitioners or junior doctors: a randomised controlled trial.

Care of minor injuries by emergency nurse practitioners or junior doctors: a randomised controlled trial.
Sakr, M., Angus, J., Perrin, J., Nixon, C., Nicholl, J., & Wardrope, J. (1999). Lancet (London, England), 354(9187), 1321–1326. https://doi.org/10.1016/S0140-6736(99)02447-2

Abstract
BACKGROUND:
We aimed to assess the care and outcome of patients with minor injuries who were managed by a nurse practitioner or a junior doctor in our accident and emergency department.

METHODS:
1453 eligible patients, over age 16 years, who presented at our department with minor injuries were randomly assigned care by a nurse practitioner (n=704) or by a junior doctor (n=749). Each patient was first assessed by the nurse practitioner or junior doctor who did a clinical assessment; the assessments were transcribed afterwards to maintain masked conditions. Patients were then assessed by an experienced accident and emergency physician (research registrar) who completed a research assessment, but took no part in the clinical management of the patient. A standard form was used to compare the clinical assessment of the nurse practitioner or junior doctor with the assessment of the research registrar. The primary outcome measure was the adequacy of care (history taking, examination of patient, interpretation of radiographs, treatment decision, advice, and follow-up).

FINDINGS:
Compared with the rigorous standard of the experienced accident and emergency research registrar, nurse practitioners and junior doctors made clinically important errors in 65 (9.2%) of 704 patients and in 80 (10.7%) of 749 patients, respectively. This difference was not significant. The nurse practitioners were better than junior doctors at recording medical history and fewer patients seen by a nurse practitioner had to seek unplanned follow-up advice about their injury. There were no significant differences between nurse practitioners and junior doctors in the accuracy of examination, adequacy of treatment, planned follow-up, or requests for radiography. Interpretation of radiographs was similar in the two groups.

INTERPRETATION:
Properly trained accident and emergency nurse practitioners, who work within agreed guidelines can provide care for patients with minor injuries that is equal or in some ways better than that provided by junior doctors.


背景
私たちは救急病棟でNPまたは医師の管理する軽いけがの患者のアウトカムやケアを評価した。

方法
私たちの部署の軽いけがを呈する16歳以上の1453の適格な患者がNPのケア群(n=704人)とジュニアドクターのケア群(n=749人)にランダムに分けられた。
それぞれの患者はNPまたはジュニアドクターによって臨床評価の最初のアセスメントを受けた:その評価はどちら(NPまたはjunior Dr)がしたか分からないように匿名化を維持する為に転写された。その後患者は研究評価を完成させる経験豊富な救急科医師(研究のレジストラ)によってアセスメントされたが、患者の臨床管理は参加しなかった。
研究レジストラのアセスメントとジュニアドクターまたはNPの臨床評価は比較する為に標準的な形式を用いた。プライマリーアウトカムは適切なケア(問診や患者の診察、レントゲンの解釈、治療決定、助言やフォローアップ)を測定した。

知見
経験豊富な救急医の研究レジストラの厳しい基準の比較によって、NPとジュニアドクターはそれぞれ704人中の65人(9.2%)の患者、749人中の80人(10.7%)の患者に臨床的に重要なエラーを犯した。この違いに有意差は無かった。NPはジュニアドクターよりも病歴の記録が優れていた。そしてNPは少数の患者の怪我に対して計画されていないの支援の助言を求めなければならない事が見られた。NPとジュニアドクターで適切な診察や治療、フォローアップ、レントゲン検査のオーダーは明らかな差は無かった。レントゲンの解釈は2グループ同じようだった。

解釈
適切に訓練されたガイドラインを守り仕事する救急NPはジュニアドクターのケアと同等か又はいくつかの点では優れるたケアを軽いけがをした患者に提供できる。




1999年と少し古い研究であるがLancetに掲載されたNPの論文。Lancetは世界5大ジャーナルの一つとも言われ医師や医療関係者にとっても非常にインパクトのある雑誌である[1]。ちなみに2017年のIFは 47·831のようである[2]

そこにNPの研究が載る事は非常に重要であり、世界中にNPの効果を印象づける結果となると考える。また、この研究は所謂ランダム化比較試験であり、現在でもエビデンスレベルが高い研究デザインである。この研究手法を取り入れ、日本の診療看護師のアウトカムはどうだろうかと考えると色々面白い(ただし日本の風土と少し古い事は十分考慮しなければならない)。
またイギリスではジュニアドクターとは卒後5年から10年目までの医師の事を指すようで日本の研修医とは少し違うようである[3]

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本文を読んでいくとNPは記録をしっかり残す事が優れているようで、ここの辺りは看護師や医療従事をした経験から必要な情報を残す能力があるのかもしれない。
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患者満足度もそんなに変わらないようである。

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また患者の予定外の受診数はNPの方が少ないという結果も出ている様だ。


興味があるかたはフルテキストがネット上で手に入るので読まれる事をお勧めします。

Reference

[1] ランセット - Wikipedia
[2]http://www.thelancet.com/lancet/about
[3]Junior doctor - Wikipedia

※管理人の主観が多分に入っているため誤っている箇所もあります。 一切の責任は負えませんので、信用できるソースで確認お願いします。